【受験対策】大学受験　志望校の設定

直近の面談でも話題に上がった内容で、年間通じても特にこの話題は多く登場します。

 

まず、１５歳から１８歳の高校生にとって、将来を決める選択になる訳ですから不安になって当然です。不安に拍車をかけるのが、少なからず存在する「夢がある同級生」です。表現が乱暴ですが、設定できていない生徒にとっては宇宙人に思えたりするのかも知れません。

 

その気持ちは痛いほど分かります。可能であれば「先送りすれば良いよ」と言ってあげたいくらいです。

 

ですが、世の中そんなに甘くもなく、この話題について考え始めるころにはすでに２択を終えてるタイミングが多いです。

高校２年生のタイミングですね。

この話題に本腰入れて考え始めるタイミングとして、最もと言っても過言ではないタイミングが高校２年生ではないかなと思います。

では、終えている二択とは・・・？

 

そうです。

「文系／理系」の選択です。

 

この事実と向き合った時、キツネにつままれたような感覚を持つお子さまも一定数おられます。もちろん、事前に似たような言葉を耳にしていたとしても、このタイミングでハッとなります。

 

「志望校はいつくらいに決めたら良いですか？」

 

よくある質問です。

答えは、「早ければ早いほど良い」です。

 

ただ、闇雲に決めても意味がありません。

しっかりと自分の人生を捉え、十分な時間、色んな人の色んな意見に触れながら考えてほしいです。

その上で、考えが変わることは全然良いことだと思いますが、出来れば、高校１年生の夏には一度考えてほしいなと願っております。

このタイミング（高校入学２・３か月後）あたりから、学校から聞こえてくる声が・・・

「文理の選択」についてだからです。

早すぎますよね・・・

個人的にもそう思います。

一方で、これくらいのタイミングで分けておかないと、高校３年間の学習が終わらないとも言えてしまいます。おそらく学校の先生方も同じようなことを考えつつも指導要領に乗っ取った対応となっているのだと思います。

 

「文理の選択」

「志望校の設定」

 

いずれにしても、期日に迫られて決めるよりは、事前に少しずつ考えていきたいですね。

選択と設定の連続です。学生時代に限らず、今後、どんどん多くなってきます。

 

志望校の設定については、「ゴールの無いマラソン」について話すことが多いです。

事前にゴールが決まっているマラソンの方が気持ちとしては楽なのかなと。

スタートする前にしても、しっかり準備が出来ます。

スタートした後でも、ペース配分を考えることが出来ます。

「とりあえず、みんなやってるから・・・」で取り組む勉強と、目標の設定・ペース配分等が決まった上での勉強の違いを考えると、どちらが良いかは言うまでもありません。

また、途中で考えが変わったにしても、全てが無駄になるというケースは少ないと思うので、乱暴かもしれませんんが、仮にでも設定してみるというのも、一つの策だと考えたりします。

 

大前提として、未来の自分が苦しまくても良い選択をしてほしい。これが本音でもあります。

 

そして、最近多くなっている質問が・・・

「受験する大学を決めてほしい」

 

もちろん、アドバイスや情報提供は出来る限りサポートしたいなと思いますが・・・

 

あなたの人生、あなたが決めなくて良いんですか？

（あなたの人生、自分自身で決めることが出来る人になってほしい。あなたの目でしっかりリサーチしてほしい。なぜならとても大切な４年間を過ごす場所になるのだから）

 

残酷に聞こえてしまう人もいるかも知れませんが、出来ることなら時間が許す限り、自分の足で現地に行ってしっかり見てきてほしいです。同じ大学を見ても、Aさん、Bさん、Cさん、人によって見え方は違います。最近では、学校からの課題として課せられているケースもあり、個人的には良い課題だと思っております。

 

いつだって大事な時期です！目の前の誘惑に打ち勝つ！未来の自分への援助です！